01. 421-a will-
02. 秋爽
03. 421-a will- (オリジナル カラオケ)
04. 秋爽 (オリジナル カラオケ)
桜色のブーツが ああ…
早く連れ出してと誘う午後
きっと去年見た景色よりも
高く広く遠く飛べるような鼓動のまま
目の前に立ちふさぐ扉 こじ開けなくちゃ
“ありがとう”伝えたい人がいるの
春の陽射し蘇る
見えない翼みつけた記念日
はち切れそうな鞄にもたれる私が居た
空に描くプロローグ
夢は始まったばかり
風がめくる一頁
キラリ 愛で埋まる
夢は膨らむから ああ…
キリがなくて困っちゃうケド
だから人は幸せで涙止まらなくなること知った
“ありがとう”今、大きな声で言えるよ きっと…
思った通りに生きればいいと 優しい声で
導いてくれた たくさんの顔
春の香に似ていた
ずっと抱えてた思い
その一つ一つ紡いで 君が与えてくれた
薄い手帳に記した溢れそうな計画
大丈夫だよと笑って 走り続ける瞳に
うれし涙の数だけ
キラリ 夢が光る
運命と信じた熱い空の下で
痛いほど抱き合って潮騒も焦がした
一瞬目が眩んで揺れた陽炎たち
波音数える君が遠くに見えた
ああ 眩しすぎた風景はきっと
幻さとつぶやく秋蝉(あき)の声
波間に消えた想い出は君と
今もどこかで生きていますか?
言葉少なに去っていった肩を
季節外れの雨が叩き続けた
ずっとこのままで…と 言葉遮(さえぎ)った
困ったような横顔 冷やし撫でる海風
夕日が切り取った砂の足跡たち
一つずつさらわれ あの夏も消えてった
ねぇ君は何を忘れられるの?
高くて遠すぎる秋爽(あき)の空
ひとり訪ねた十月の海辺
凪いだ水面に季節(とき)を感じた
何も言えずにぼぅっと立ち尽くした
親指の砂は今も切なくきしむよ
人影消えた渚へもきっと
また新しい季節が巡る
秋冷の風が通り過ぎる前に
言いそびれていたサヨナラ波へ返すよ